インタビュー

INTERVIEW

1.ほけんプロジェ様を起業しようとしたきっかけは何ですか? 

平田社長

28歳で保険代理店として独立して15年以上が経ち、個人経営ではやりたくても出来ない事が多くなり、会社を大きくする必要がありました。 

父が会社を起業していた事もあり、自分でも起業を意識していました。学生時代から色々なことに携わってきたおかげで友好関係が広く、たくさんの先輩や後輩が後押ししてくれたので起業しやすかったです。 

ほけんプロジェを設立して約8年が経ちますが、思い描いていた事が出来る様になりました。 

早坂社長

20代から創業して上手くいった事、いかない事、たくさんあったと思います。その都度、計画を立て決断することを繰り返して、全国上位の売上成績を上げる会社にすることができたのですね。 


2.保険日記開発のきっかけは何ですか? 

平田社長

数年前、地元の栃木県は台風で大きな被害を受け、弊社でも平時の数十倍の事故に対応しました。各担当が個別に事故管理をしていた為、それぞれのデータをExcelでまとめまで時間がかかり、対応中の事故件数のなどの全体像や事故ごとの対応状況をタイムリーに把握する事が出来ませんでした。 

事故を管理できるシステムがあればもっとスムーズに対応できたのではないかと思い、事故管理のシステムを探しました。ただ、これだというシステムを見つけられませんでした。 

そんな時、友人の早坂社長から「ソフトウェア開発部門を立ち上げるのだけれど、何か困っている事は無いかな?」と相談を受け、話をしてみました。


早坂社長

近年、想像以上の災害が続いており、ほけんプロジェの他にも事故管理に困る会社は多くなるのではないかと思いました。これは1企業で考える問題ではなく、保険代理店業界全体で考える問題なのかもしれないと、システム開発を検討しました。 

規模にもよりますが、システムを開発するとなるとそれなりの資金が必要となります。 

開発した事故管理システムを販売する事により、1企業でかかるコストを抑え、業界全体に役立てればと思いました。さらに、平田社長のように20代で起業し、柔軟な考えを持つ方に監修して頂ける事も開発の決め手になりました。 


3.開発に携わってみてどうでしたか?  

平田社長

システム開発に今まで携わった事が無かったので、新鮮でワクワクしました。 

最初のヒアリングでイメージ図を作成してもらい、そこからこちらの意見を伝え、修正、次にその修正をイメージ図に反映していく打合せを何度か重ねました。いきなりプログラムを組んで作り始めるわけじゃないのだなと思いました。 

コロナ禍によりwebでの打合せが多くなったことには多少の違和感がありましたが、すぐに慣れてストレスを感じることはありませんでした。話した内容がドンドンと形になっていく様子を感心しながら見守っていました。


4.開発してみていかがでしたか?

松浦PM

計画通りに進める事が出来て良かったです。平田社長との意見交換がしっかりと出来たためとてもスムーズに進める事が出来ました。 

ヒアリングが上手くいかないと双方にズレが生じて、違った方向に進んでしまう場合があります。小さな事でも相談しながら進めることが出来る関係が築けたことはとてもありがたかったです。 

また、タカコーとして自社システムの開発はゼロからのスタートでしたので、開発環境を整えるところから始めました。 

今まであれば会社には必要な設備があり、その設備を使用していましたが、タカコーでは設備を揃えることから始めたので、一歩一歩成長していく事が実感でき、会社として確かな実績が出来たと思っています。


5.保険日記を使用してみていかがでしたか?

平田社長

7月後半から8月後半までの1ヶ月間をトライアルとして使用してみました。 

事故や異動など今までは感覚的に案件を管理していた事が、実際の数字としてみる事ができ、システム的に管理が出来る事は状況を把握しやすくなりました。 

社員が持っている新しい案件を全部の入力は出来ませんでした。トライアルとはいえ、新しいシステムを導入し、浸透させる事は難しい事をしりました。それでも300件強、割合としては7割~8割の入力してくれている事で手ごたえを感じています。 

社内に新しいシステムを浸透させるために2,3ヵ月かかるかもしれませんが、社員たちが不真面目な訳では無く、慣れるまでに少し時間がかかるのだと思います。根気強く丁寧に進めて行ければと思います。 

松浦PM

難しい操作はありませんが、保険代理店の方が活用しやすい様にランディングページやリーフレットには、主な機能や機能一覧を記載されています。飲み会の時や外出時でも簡単に入力できる様に仕様ですので慣れてしまえば問題ないかと思います。また、事故対応の管理の共有を考えて作られておりますので、平常時以外でも緊急時にもとても役立つと思います。


6.今後期待する機能はありますか?

平田社長

各保険会社の基幹システムと連携させて、顧客管理と事故管理が一元化できるのが理想です。例えば保険日記から各保険会社に情報が行く様に連携できればいいと思います。

松浦PM

技術的には可能ですが、保険会社の顧客管理システムとの連携は個人情報保護などの関係があるので、すぐには難しいかも知れません。色々なやり方を考えていきたいと思います。 

これからも、このような意見をお話し頂ければと思います。出来る、出来ないに関わらず使う方の望む形をイメージしやすくなりますし、よりいいシステムが出来ると思います。


7.保険日記導入をお考えの方へ一言お願い致します。 

平田社長

保険代理店業界に望まれる、事故を一元管理可能なシステムになっていると思います。何より、私が望んでいたシステムです。 

「保険日記」はアップデートし発展していくシステムです。今回は、私達が監修させて頂きベースができました。これから多くの保険代理店の皆様が利用されて、皆様の声をもとにさらに便利なシステムになる様に期待しています。そして、皆様の力と共に業界の発展に貢献出来ましたら幸いです。