構想から開設~現在~そして明るい未来を目指して  前編 

座談会メンバー

早坂泰山(左から3番目)取締役社長2004年7月1日入社
桑原信博(左から2番目)東京オフィス所長2017年4月1日入社
持田大士(一番右)人財コーディネーター2017年7月1日入社
上ノ内(右から3番目)東京オフィス社員2017年9月入社
増子(一番左)東京オフィス社員2018年10月入社
松浦(右から2番目) 東京オフィス社員2019年10月入社

インタビュー

INTERVIEW

早坂社長にお聞きします。2019年8月に開設した埼玉テクニカルセンターについてお聞かせください 。

以前の記事でもお伝えしましたが、先ずはエンジニアの派遣事業を立ち上げた経緯から遡ると、2030年には約60~80万人のITエンジニアが不足されると言われており、日本国内の人材だけでは到底間に合わない状況になります。今後更に成長分野であるIT業界で驚異的な人材不足が起きる事は、日本の未来にとって大きな不安要素になると思いました。私はIT業界でも今後更に外国籍の人材が必要となるのであれば、タカコーの今まで培ってきた外国籍の方々を活かすノウハウが必ず役に立つと思い、2016年7月 社長就任時に新規事業を行う事を決意しました。 

紆余曲折を経て2017年4月、前職でエンジニアやオフィスワーク系派遣の営業・採用の実務経験のある桑原を所長として迎え、7月には持田も入社。様々な土台作りを行いながら2017年12月 東京渋谷区に東京オフィスを開設することが出来ました。

その後は就業者も増えてきたのですが、桑原からは今後派遣事業だけでは限界があるとの指摘がありました。理由は、求職者は正社員雇用とはいえ派遣就業(客先常駐)に対し大きな抵抗感がある事。当初目指していた外国にいるITエンジニアを派遣で就業させるにも、在留資格取得の問題や日本語スキルが不十分な方を直ぐに派遣で就業させるのは難しい事。またタカコーから内定通知を出しても、最後はご本人が派遣就業を理由に辞退のケースが多かったからです。それらを踏まえ桑原・持田と協議した結果、タカコーでテクニカルセンターを設立し、システム開発や保守運用業務の受託、自社開発を行い、派遣での就業を希望しない方はテクニカルセンターのエンジニア社員として、また海外の優秀なITエンジニアは一度テクニカルセンターで受入れ、ITエンジニアとしてのスキルチェック、ビジネスマナーの教育、日本社会のルールの教育等を行い、その後派遣就業へとシフトチェンジをし、日本の社会で活躍できる機会の提供と、派遣先の労働力不足の解決を図る計画を立てました。当然、この段階では受託や自社開発等の具体的な話はありませんでした。本来はそれらの話が出てから着手の方が無難ですが、やはり東京オフィスを開設した際にも感じたことですが、オフィスの体をなしてないとお客様(企業・求職者)からの信用は得られませんので、先にテクニカルセンターの開設を決意し、桑原にはテクニカルセンターの物件探しとPM(プロジェクトマネージャー)を担ってくれる方の採用を指示しました。 


桑原所長、テクニカルセンターの選定とPMの採用についてお聞かせ下さい

場所は埼玉県の大宮周辺を考えていました。 

理由は3つあり、

①都心部に比べて家賃が安い
②本社(栃木県小山市)と東京オフィス(東京都渋谷区)の中間地点の方が様々な点を考え便利
③東京オフィスより派遣で就業されている方の多くが大宮周辺にお住まい  

これらを元に2019年1月から幾つか物件を選定した結果、現在の場所に決めました。最寄り駅であるJR宇都宮線蓮田駅は快速も停車し、蓮田駅から徒歩30秒で場所も広々としており、その割に家賃も高額でなかったのが理由でした。それと同時にPMクラスの人材についても採用活動を行いましたが... 

早坂

それが最初に感じた大きな壁だったよね。

中編:構想から開設へ続く...

以上、次回に続く。