伊勢崎営業所・スマンさんの声

2015年4月入社・スマンさん
インタビュー

Voice of Employee - phase.5

国籍に関係なく平等に。
外国籍の人の気持ちを
分かってくれる会社だと思います。

スマン
 BARAL SUMAN KUMAR
 伊勢崎営業所社員
 1989年生まれ・2015年4月入社

趣味:旅行・料理・インターネット 
好きな日本料理:お寿司 

来日して10年になりました。
日本は親切な方が多く、治安も良いので安心して暮らしています。

来日を決意したきっかけ。

スマンきっかけは父からの薦めでした。

大学生の頃、将来は留学して外国の文化を学びたいと考えていました。父はホテルで仕事をしており、様々な国の人と接する機会が多くありましたので、父に留学するならどこの国が良いか相談したところ、日本を薦めてくれました。

日本人はマナーがとても良く、文化水準が高くIT技術なども最先端だと話してくれましたので、日本へ留学を決意しました。語学留学生として2008年10月から2年間、福岡県の日本語学校へ通学しました。

実際に来日してみて。

まず、車がたいへん多い事にビックリしました。最近はネパールの都市部でも車が多く走るようになりましたが、全然数が違います。

私はヒンドゥー教徒なので、宗教上の理由による注意も必要でした。ヒンドゥー教では牛を神として崇めているため、食べられません。日本は牛肉を食材として使用している料理がたくさんあるので、外食の時には選ぶのに苦労します。

それと、日本では「お客様は神様です。」と言いますが、ネパールでも同じです。日本もネパールと同じ感覚なのだなと思って、日本人の人柄に親しみを感じました

日本語学校を卒業してから。

兄がネパールの大学でITの講師をしている事や日本がIT技術の最先端でもある事を考えて、日本のIT専門学校へ入学しました。

当初はIT技術をネパールにも伝えたいという想いで学んでいましたが、勉強を進めるうちに「日本の企業で働きたい!」と考えるようになり、その為には経営について学ぶことも必要だと感じて、東京都内の大学で経済学を学びました。

その際、親しい友人が栃木県小山市に住んでいたので小山市に引っ越しました。「栃木から東京に通学するのは大変じゃない?」と思う方も多いかも知れませんが、実際はそんなに時間は掛からなかったです。JR宇都宮線を使って片道1時間半位で通学できました。

タカコーを知ったきっかけ。

東京の大学に通学している際に、友人からタカコーを紹介されました。「外国人が1000人以上働いていて、色々と親切にしてくれて、あまり日本語を話せなくても仕事を紹介してくれる会社」との話を聞いて興味を持ち、タカコーで留学生ができる範囲(注:原則週28時間以内)のアルバイトをしました。

就職活動の時期になって、自分と同じように日本で働く外国籍の方々の助けになるような仕事をしたいと強く想うようになりました。そこでタカコーに相談したところ、私の条件に合った仕事ができる事になったので、卒業後の2015年4月にタカコーへ入社しました。

今はタカコーの正社員として、群馬県にある伊勢崎営業所に勤務しています。

アルバイトと正社員の違い。

やはり仕事の質や責任感が違います。正直大変なことも多いです。

でも、その分待遇も全然違います。給与も月給制になり、賞与も頂けるので生活も安定しました。

企業によっては外国籍だと正社員でも給与は時給制で賞与・昇給がないという話も聞きますが、タカコーは国籍に関係なく平等に扱ってくれます。ありがたいです。

日本で働く外国籍の方々へ。

日本語があまりできない方も多くいると思います。特に東アジア地域以外の国々の方々は漢字には苦労すると思いますが、やはり言葉はとても大切です。しっかり勉強をして欲しいと思います。そうすれば快適に生活ができるようになります。

そのためにも、日本語能力試験の合格をめざして勉強するのがいいと思います。

私もたくさん勉強して1級(N1)まで取得しました。とても大変でしたが、日本で生活する上で多くのチャンスを与えてくれる資格になりました。

タカコーは創業以来、長年に渡って外国籍の人々と関わりを持っていて、外国籍の人の気持ちを分かってくれる会社だと思います。興味をお持ちになった方は、どうかお気軽にご連絡ください。よろしくお願いいたします。

伊勢崎営業所 星野所長より。

伊勢崎営業所には8名の社員が勤務しており、内6名が外国籍です。その中でも常に温和な性格で周りとのコミュニケーションが上手で、後輩からは兄的存在として慕われています。

今後もたくさん学び、苦労と努力を肥やしにして、助けて頂いた方々への感謝を忘れず、心に寄り添える人になって欲しいと願います。