派遣業務課・樋口さんの声

1995年7月入社・樋口さんに聞く、
タカコーの魅力について。

Voice of Employee - phase.9

『ONE TEAM』
リーマンショックを乗り越えて、
笑顔で助け合える『ONE TEAM』に。

樋口 芳行
 YOSHIYUKI HIGUCHI
 派遣業務課
 1960年生まれ・1995年7月入社

あっという間の
25年間。

樋口2019年12月に定年退職を迎えましたが、あっという間の25年間でした。

先日、早坂会長(注:前社長)と昔話をする機会があり、昔の出来事や同僚達の事を思い返して懐かしくなりました。あっという間ではありましたが、自分なりに頑張って会社の歴史を積み重ねることに貢献してきたのだなと実感しました。

また、私にはひとつ入社時から決めていた目標がありました。それは、『当日欠勤をしない』ことです。今は目標を達成できてホッとしています。

大変ありがたいことに25年間大きな病気を患う事はありませんでしたが、昨年の冬は風邪のために声が全く出ない時期がありました。それでも出勤してたら見かねた早坂会長に身体を休めるようにと声を掛けて頂いて、プロポリスという喉に良く効く健康食品まで頂きました。入社してからずっと早坂会長には親切にして頂いて、本当に感謝しています。

25年間を
振り返って。

元々ゴルフ場に勤めていたこともあり、入社当時はキャディーをゴルフ場へ派遣する仕事をしていました。その後、製造業の企業様の営業担当になりました。

元々ゴルフ業界にいたので製造業のことは何も知らないところからのスタートでしたが、企業様やスタッフ様の役に立ちたいと、とにかくがむしゃらに仕事に打ち込みました。

担当させて頂いた企業様の中で一番思い出に残っているのは、やはり最初に担当した企業様です。担当者2名体制だったので、私が主に派遣先企業様との打ち合わせや日本人スタッフ様を担当し、もう1人の担当者が外国籍のスタッフ様を担当し、協力して約80名から200名まで増員させることができました。

一番大変だったのは2008年に起きたリーマンショックの時でした。ほとんどの企業様が大幅な減産になり、1000名ほど就業していたスタッフ様がわずか半年で300名近くまで減ってしまったのです。

どの企業様もとても厳しい状況だったため、残ったスタッフ様についても手当や時間給の見直しが行われました。それをスタッフの皆様に説明して、理解を頂くことがとても大変でした。

当然、タカコーの営業担当や職員の中からも徐々に退職者が出てきて、このまま会社が倒産してしまうのではないかと思いました。しかし、残ったメンバーで少しでも状況を良くするために何ができるのか常に考えて、約1年で元に近い状態まで戻すことができました。

リーマンショックを
乗り越えて。

リーマンショックをきっかけに、業務改善や社員教育に力を入れるようになり、会社が大きく変わりました。

私が入社した当時は、組織的に動くというより担当者が個々に判断して動いていたスタイルだったと思います。スタッフ様も当時は300人~400人程度だったので、その方が早かったのかもしれません。今とは雰囲気が全然違いました。

今年の流行語じゃないですが、今のタカコーは『ONE TEAM』になっていると感じています。 会社がチームとして一致団結して目標に向かっていて、そのために個々の頑張りを同僚や上司が仲間としてサポートしています。

定年後のこと。

定年後も継続雇用して頂ける事になり、今後は総務課の仕事も一部担当することになりました。この歳で新しい業務に携わることになって嬉しさも不安もありますが、気持ちだけは若く持って、自分にできることを精一杯やっていきたいです。

この25年間で35社の企業様を担当してきましたが、継続雇用になってからも18社の企業様を担当させて頂く予定です。しかし、これからは取引規模が大きく、受注の動きが多い企業様を中心に引き継ぎをしていくことになります。若手社員が活躍するチャンスや経験を積む場になって欲しいと思っています。

プライベートでは、休日が増えるので趣味のゴルフをもっと楽しみたいですね。

後輩社員への
メッセージ。

困った事や力を貸して欲しい事がある時は、遠慮せずに言ってください。

できる事、できない事は、ひとそれぞれ違います。私も、外国籍のスタッフ様が大勢いる中で、日本語しか話せないために困った事がたくさんありました。それでも、他の方に助けてもらいながら無事に25年間、仕事をやりきることができました。

反対に、私にできる事で他の方ができずに困っている事があれば、なるべく手助けするようにしています。そう心掛けていれば、困っている時には自然と助けが返ってきますし、笑顔で接していれば、笑顔が返ってきます。笑顔を大切にして、互いに助け合える『ONE TEAM』としてこれからも頑張ってください。