早坂社長の声~本社リフォームについて
早坂社長に聞く、
本社リフォームについて。
本社リフォームについて。
Voice of Exective president

『良い環境』を
『良い循環』に。
『良い循環』に。
大規模リフォームの経緯と意義、
社員の感想。
社員の感想。
早坂 泰山
TAIZAN HAYASAKA
取締役社長
2004年7月入社
大規模リフォームを
決断した理由について。
決断した理由について。
早坂大規模なリフォームを決めた理由についてなら1時間以上話せるぐらい沢山あるのですが(笑)、長くなるので重要な部分を話させて頂きます。
まず1つ目の理由は、今期弊社で社員教育のテーマに掲げている『躾』のためです。『決められた事は決められた通りにやる』! 私は、これを『躾』と捉えていて、タカコーはこれを高いレベルで実行できる組織にしたいという想いがあります。ただ、この『躾』は言って説明するだけでは身につきません。そこで私は、整理・整頓・清掃の3S活動を通して組織の中に定着させていければと思いました。
しかし、『整理・整頓・清掃をしてください』と言ったところで、言われたその時は実行しても習慣になるか非常に疑問でした。なぜなら組織に『躾』が根付いてないからです。
そこで思いついたのが、リフォームでした。事務所を建ててから相当月日が経っていて痛みや汚れもそれなりにありましたから、まずは事務所を綺麗にして、1人1人が3Sに取り組みやすいきっかけと環境を用意しようと思ったのです。
2つ目の理由は、今後の会社の業績拡大に合わせて20代の若い正社員を採用するのに役立つと思ったからです。事務所というのは、その会社の社風や雰囲気などが表れる場所です。応募者の方が面接のために事務所に足を踏みいれた時、驚きとワクワク感を持ってもらえれば弊社での就業意欲が高まるのではないかと思いました。
今の若い方々は待遇だけでなく、社風や雰囲気などのソフト面も重視すると思います。仕事ですから当然大変で厳しい時もあるものですが、楽しい時間も沢山あります。私は、それをこのリフォームを通して視覚的に伝えたいと思いました。
3つ目の理由は、来社してくださるお客様のためです。
弊社には2つのお客様が存在します。1つは弊社を活用して下さる企業様と、もう1つは弊社で働いてくださるスタッフ様です。スタッフ様には以前から多くの方に来社して頂いていますが、最近は敷地内にある自社工場での製造事業が軌道に乗り始めた事もあり、それに関係するお取引先企業様にもご来社して頂く機会が増えました。
わざわざ遠方から足を運んでくださるお客様を、できる限りのおもてなしでお迎えしたい、またお客様に良い印象を持って頂き、良いお取引に発展して欲しいという願いも込めました。
そして、4つ目の理由は、私はどんな些細な事でもいいのでNo.1を作りたいと思っています。全国No.1が一番でしょうが、それが無理であれば栃木県で、もしくは小山市で、No.1を目指す事を心掛けています。
弊社は派遣会社ですが、普通車以外にもワゴン車とマイクロバスを100台以上保有しています。そのため、本社の敷地面積は3000坪を超えます。全国規模で見ても、このような派遣会社はあまりないと思います。更に言うと、派遣会社でありながら自社で自動車整備工場や自動洗車機を持っていて、しかも自社工場での製造を行っている会社はまずないと思います。
このように、私は同業他社といかに違うスタイルでビジネスを展開するかという点に、この激しい競争社会の中を生き抜いていく術があると思っています。
今回のリフォームにも同じ発想があります。近隣にある派遣会社の中でNo.1のオシャレな事務所にする事で、社員の意識が変化し、お客様と更に強い繋がりを作るきっかけになり、新しい人財の採用のきっかけとなり、会社の更なる成長に役立てばと思っています。
リフォームのきっかけ。
2016年7月に社長へ就任したのをきっかけに新規事業の立ち上げを決意。その結果東京へ行く機会が増えました。世界でもトップクラスの都市だけあって街からはパワーを感じ、また洗礼されたデザインの建物やオフィスなども沢山あり、そこで働く人々の意識の高さなどを感じていました。
その中でも、特に私が注目したのがIT系の企業でした。多くのIT系企業が、白を基調とした面白味のないオフィスではなく、自然を意識した落ち着いた雰囲気の中で、自由に仕事に打ち込めるスタイルを採用している姿を目の当たりにして、最先端の『働くスタイル』に憧れを抱きました。
もしも自分も含めて社員達がこのような環境の中で働くようになったら、どのように意識が変わるのだろうか? と自問自答する日々が続き、思い切って事務所のリフォームをしようと決めたのです。
構想から工事完了まで。
リフォームをすると決めて、相談した工務店から分厚い壁紙のカタログを5冊ほど受け取って、3日ほど配色について考えました。実際に工事が始まってから完了するまでに2ヵ月半ほどかかりました。社員みんなで古い壁紙を剥がすなど普段はできない経験をしたり、また、壁の色が一部分ずつ日に日に変わっていくのを見てワクワクしたりと、非常に楽しい時間を過ごす事ができたと思います。
大変だったことは、やはり色決めでしたね。今回は、事務所から白を無くす! をテーマに考えました。写真を見ても分かると思いますが、2階の天井以外は全て色付きにしました。
今までそんな配色の事務所を見たことがなかったので、本当に大丈夫かな?失敗しないかな?という不安はありました。ただ、日に日に選んだ色が壁に張られていく中で、思った以上に社員から喜びの声が聞こえてきたので、その不安も消えていきました。
リフォームが完了して。
素直にやってよかったと思います。社員やお客様から、『凄いね』『綺麗だね』『思い切ったね』『聞いていたよりもずっとしっくりくるね』など、様々な声を聞く事ができました。
実は、最初の計画では床まで貼り替えるつもりはなかったのです。ですが、事務所がどんどん綺麗になるにつれ、『床も綺麗にしてほしい! 思い切って土禁にしたらどうですか?』と、社員から声が上がってきました。社員の意識が変化し始めているのを確信し、床の貼り替えも行うことにしました。今回のリフォームには幾つもの目的がありましたが、純粋に社員が喜んでくれたことが一番嬉しかったですね。
事務所の一番目立つ壁には、グリーンフェイクのアレンジをあしらった飾り棚を作って、化石や原石を展示しました。これは、事務所らしくない事務所にしたい! という、遊び心を大切にしたかったためです。
時代の変化のスピードはとても早いです。これからは時代に合わない固定概念は捨てて、できるだけ柔軟な考え方で仕事をすることが求められると思います。私も今回のリフォームに、固定概念を捨てて柔軟な考えで取り組みました。これがきっかけで、社員にも今までにない考え、発想で新しい何かを作っていってもらえれば大変嬉しく思います。
社員の声。
松川(入社3ヶ月目)私が初めてタカコーの本社に来たのは面接の時で、ちょうど2階の会議室の壁紙を貼り換えているところでした。他の会社と違って壁紙の色がオレンジ色やピンク色で驚きましたが、明るくて温かみのある色だと思いました。
私が入社してすぐ、1階の改装も始まりました。壁紙は緑色が基調で、とても新鮮でした。事務所の玄関ホールも緑色の壁紙とグリーンフェイクなので、初めてタカコーの本社に来られる方は、私がそうだったようにきっと驚かれると思います。ですが、不思議とすぐに馴染むので、来社された方にもリラックスして過ごしていただけるはずです。
伊藤(入社4年目)リフォームの話を聞いた時、それぞれの部屋の壁紙の色が、ピンク・オレンジ・緑・青だったので「なぜ???」と思いましたが、後でタカのコータくん(弊社のキャラクター)が持っているパズルの色と同じだと知って納得しました。
改装が進むにつれて社内がカラフルになり、雰囲気も明るくなっていくのが分かりました。それと同時に事務所内の整理整頓や備品の配置の見直しも行なわれて、すっきりして気持ち良かったです。整理整頓された中での仕事はとても捗ります。
この明るくてきれいな環境を維持するために、私も日々の整理・整頓・清掃を心がけていきます。
門井(入社15年目)私が入社した15年前は、正直面接をする場所も足りない状況でした。その後スタッフ様や職員が増えるのに伴って、必要に応じて社内の増改築をしてきました。
今回のリフォームは過去の増改築の時のように白を基調とする壁紙ではなくて、タカコーのパズルの色を取り入れたり、造花でできた壁を作ったり、とても斬新だと思いました。
私は総務課として来社される多くのお客様の対応をさせて頂いていますが、良い感想を述べてくださる方が多いです。実際、和やかな雰囲気の中で商談が進む事も多くあります。
今後、期待すること。
早坂リフォームをしたことによって、本社事務所はたいへん綺麗になりました。
しかし、私はお金をかければ誰でも綺麗な事務所を手に入れる事はできると思っています。今後社員に期待したいのは、自分達でこの綺麗な事務所を維持する意識を持ち、決められたルールの中で3S活動に取組み、タカコーがきちんと『躾』のある行動が取れる組織になる事です。
たった1日10分、割り当てられた場所を全力で綺麗にする! それを全員がやる! その中で徹底して一つの事に取り組む姿勢、掃除の目的を理解し、やりきる達成感を味わい、また自分の職場に感謝する時間と捉え、自分自身の成長に繋げて欲しいと思います。
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