新規事業立ち上げからの1年を振り返って

相乗効果で、
会社全体が成長。


日々の努力は自分のために
そして何よりも将来の日本と
その時に活躍している人材のために

 
 
 

タカコーの新規事業であるエンジニア・オフィスワーク派遣事業の立ち上げから丸1年が経ちました。

今回は早坂代表と、その事業の中心となる埼玉テクニカルセンターのメンバーにこの1年を振り返って頂き、お話しをうかがいました。


早坂

代表取締役

2004年7月1日入社 栃木県出身


忙しい日々を過ごしています。週末は家族サービスに努めながらも、東京へ上京してリフレッシュしています。

持田

人財コーディネーター

2017年7月1日入社 栃木県出身


訓練校在籍時に国家試験である技能検定2級を取得。栃木県優良賞を受賞。

現在は子供と一緒に毎週合気道を習っています。

 

埼玉テクニカルセンター社員

2017年4月1日入社 台湾出身


来日して2年半になりました。
日々、日本語と業務に必要なスキルのレベルアップに努めています。

代表取締役と埼玉テクニカルセンターメンバーによる座談会

早坂代表、新規事業立ち上げから1年が経ちました。
どのような感想をお持ちでしょうか。

早坂:

会社全体の成長も実感できた、充実した1年でした。

改めて新規事業の立ち上げの経緯からお話ししますが、今まで日本では外国籍の方は主に製造業を中心に活躍をしていました。昨今ではそれに加えて飲食店、コンビニ、介護施設とサービス業でも多くの方が活躍しています。
このような時代の変化の中で、新たに外国籍の方の力を必要とする業界が出てきました。それがエンジニア業界です。

日本では、2030年には約60~80万人のエンジニアが不足すると言われており、日本国内の人材だけでは到底補えない状況になります。私はそれを知った時に、今後更に成長する分野であろうIT業界で驚異的な人材不足が起きる事は、日本の将来にとって大きな不安要素になると思いました。

私にはIT業界の中心である東京の知識や土地勘がなかったので、2016年7月に社長に就任してからは東京のことをもっと詳しく知りたいと思い、週に3日程度始発の電車で上京し、東京都内を毎回20~30km歩きました。
さらに東京在住の友人・知人とも交流を持ち、求人・求職者の状況、外国籍人材の活用などについても理解を深めました。

その上で、タカコーの財政状況及び長年の外国籍人材の取り扱い実績等を鑑みてノウハウを活かせる可能性があると思い、新規事業の立ち上げを決意しました。

そして、2017年4月に桑原所長が入社してからが本当のスタートでした。
タカコーが25年以上行ってきた主に製造業での有期雇用派遣と、新たに始める技術系・オフィスワーク系の無期雇用派遣は、同じ人材派遣業とはいえ和菓子と洋菓子、相撲とレスリングのように全く異なります。当然、求職者の集め方、管理方法も違います。新規事業に適した人材の採用と社内基盤を造る必要がありました。

ホームページ、会社案内、アニメ動画の作成、プライバシーマーク制度(以下Pマーク)の取得も含め、東京オフィスの取り組みが会社全体にとっても良い刺激になっています。マスコットキャラクターの『タカのコータくん』も生まれました(笑)。 ホームページをはじめ、社用車やノベルティにも活用しています。

東京オフィスの派遣者はまだ数名ですが、本社との相乗効果が出て、会社全体の成長を実感しています。

OECDの2015年度国際移住データーベースによると、外国からの入国者が多い国ランキングは1位:ドイツ、2位:アメリカ、3位:イギリス、4位が日本でした。10年前に比べて、観光客以外に留学生、技能実習生、就労者など多くの外国籍の方が来日しています。 そういった時勢や今後の少子高齢化を考えると、日本企業も外国籍人材の活用を真剣に考える時期なのではないでしょうか。
昨年秋には、技能実習生制度の大幅な改正がありました。日本政府も少子高齢化対策のひとつとして外国籍人材の積極的な活用を検討しています。

タカコーは約10年前から技能実習生受入事業を行う『ジョブサポート協同組合』の運営サポートをしています。当初は苦労も多くありましたが、今では業績も好調で、組合企業様から高い評価を頂いています。
同じように、新規事業でも必ず良い成果が出せると思います。努力すれば社会にどんな貢献ができるかが見えてきて、実績も伴います。1年が経ち少しずつですが結果が出てきて、次はどうしよう? どうやって改善しよう? と、議論できることが何よりも嬉しいです。

ところで、経営には『人、金、物、環境』の4つがとても重要だと思います。この4つがしっかりしてないと、良い経営状況は維持できません。
ただ、順番で言うとまずは『人』なんです。まずは共に働く仲間を作り、そして努力から生み出されたサービスが世の中から評価されて、その結果として報酬(=収益)が頂けるのです。そうして得た収益で物に投資ができるようになり、働く環境も改善されていくのだと思います。人→金→物→環境の流れは基本変わりません。

 
 
 

桑原所長、持田さん、呉さん。皆さんにとってはどんな1年でしたか?

桑原:

責任者として成長が実感でき、感謝の1年でした。

タカコーは25年以上に渡る人材派遣事業の実績がございますが、新規事業の分野は今までの事業内容と違い、苦労いたしました。 会社案内を作成するところからのスタートでしたが、現在はホームページのリニューアルも完了し、Pマークの取得、無期雇用派遣者の就業規則や退職金も含めた諸制度も制定いたしました。

派遣社員の就業実績と合わせて、社内のインフラ関係も整備することができました。これは、何かあれば社長にすぐ意見を聞いて頂き、決断も早い。連携の取りやすさのお陰です。大変感謝しております。その結果、成果も早く形に出てきます。
まだ課題も沢山ございますが、与えられた仕事を黙々とこなすだけではなく、自身で考えてやってみたい事を計画、実行し、着実に実績に繋げていきたいと思います。

持田:

ホームページの作成やPマークの取得など、今まで経験がない事について、どうしたら良いかを考えることの多い1年でした。そして、『決断⇒実行⇒変化⇒実績』と結果が出てくるのは楽しいです。楽しいだけでなく、勉強になった1年でした。


ただ、この1年間、できなかった事もたくさんありご迷惑をお掛けました。

今後の課題として、桑原所長からも指摘を頂いておりますが、受身にならずもっと積極的に意見を出していきたいです。

色々と経験したことを活かして、考え、実行し、もっと成長していきたいと思います。

ゴ:

入社して無事半年が過ぎました。入社してすぐに東京オフィスの移転や転職イベントへの出展があり、大変でした。でも、皆様のお陰で何とか乗り切ることができました。

異業種からの転職のため分からないこともたくさんありますが、桑原所長も、持田さんも、私が理解ができるまで親切に説明してくださるので感謝しています。

桑原所長には日本語のご指導や登録面談の練習も行って頂いております。
今後、転職イベントに参加した際には、来場者の方に上手にタカコーをアピールできるように頑張ります。

最後に、早坂社長が今後、東京オフィスの皆さんに期待することをお聞かせください。

早坂:

都内にあるお取引先企業様を訪問した際、世間から高く評価されている企業様は仕事のスタイルやオフィス空間のセンスが凄く良いと実感する事が多々ありました。

お陰様で『タカコーは独自性があり面白い会社』との評判を頂くこともありますが、高いレベルで創意工夫をして時代の変化に適応している企業様を見て、大変刺激を受けました。
今は変化が速い時代です。柔軟性のある発想力と戦略を持って行動しないと、あっという間に取り残されて時代錯誤になってしまいます。

特に我々の業界は、最も価値観や環境が変化する『人』と一番身近に接する、ある意味では一番厳しい業界です。
常にその意識を持ち、今、人や社会から何を求められ何をするかを常に考えるように心掛け、タカコー社員として、また会社組織として成長していく事を期待します。